カウンセリングを提供していると、クライエントの話に揺さぶられて自身の問題に向き合うことがある。カウンセラーという専門職をしていても同じ人間であることには違いない。だから、同じ壁でぶち当たることも多い。相手の話を聞きながら、「自分だったらどう感じるのか」と思いを走らせると、しんどさも倍増する。体調を崩すことだってあるよ。だって人間だもの。カウンセラーは、どうやって対処しているの?と疑問を持つ人も少なくないと思う。
まずは、カウンセリングで提供している技法やセルフケアを自分でも実践する。効果があれば言うことなし。けど、何か物足らない。自分の内面を理解して、過去のトラウマを克服(解放)することも必要になる。そんなときに「教育分析」というものが役に立つ。教育分析をしているカウンセラーに連絡を取ってカウンセリングをしてもらうというシステム。もちろん、自腹です。保険診療でやってくれるところなんて、私は聞いたことがない。
私も教育分析を受けている。自身の問題や課題を解決するための方法として、また、治療スキルを向上させる目的もある。私の場合はTFTを実践しているので、TFTを使った治療をしてもらっている。TFTを受けた人ならわかるかもしれないが、「タッピングするだけでこうも楽になるか」と。薬を飲むとなると、効果の利きはわかりやすいし、使い勝手も良い。だけど、副作用が気になって本当は飲みたくないということもよく聞く。そんな時に使いやすいのがTFT。身体にあるツボを特定の順番でタッピング(トントン)するだけ。怪しいですよね。私もそう思います。だけど、なぜか利くんですよね。
効果のある治療を受けると、次回も受けたいとの気持ちが自然と出てくる。だからこそ、私は教育分析に通う。もちろん、オンラインで(笑)。教育分析の先生のところまで行くためのお金なんてありません。交通費だけで教育分析を受けれるしね。今の私の目標はTFTのマスタークラスになること。自己投資にいくら使えばいいのやら(泣き)
「カウンセリングを受けること」=「治療を受けて症状を改善する」との側面が見られがちであるが、実のところは、自己投資という意味合いのほうが強いと私は思う。遊びに行くこと、美味しいものを食べることなどと同じラインにカウンセリングがあると思ってもらえるとありがたい。
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