技術研鑽とカウンセリング料金、ついでにTFT

臨床心理士と公認心理師という資格を持っていると、「臨床心理士倫理綱領」といった行動指針が常に求められる。「臨床心理士は訓練と経験により的確と認められた技能によって来談者に援助・介入を行うものである。そのためつねにその知識と技術を研鑽し、高度の技能水準を保つように努めることとする。一方、自らの能力と技術の限界についても十分にわきまえておかなくてはならない。」(臨床心理士倫理綱領より引用)

簡単に言ってしまえば、クライエントに良いサービスを提供するために、常に研鑽努力をしてねということ。当たり前だけど、とても大切なこと。だから、臨床心理士はよく研修に行く。色々な技法や姿勢を学んできて、翌日からのカウンセリングに活かそうとする。お医者さんも似たようなことをしていると良く聞く。医療従事者にとって、自己研鑽は当たり前なこと。カッコつけてええ事言ってみたが、実際のところは、なかなか難しい。それはなぜか。お金の問題である。2~3時間の研修で1万円は安いほう。3日間の研修ともなると、8万から15万円程は余裕でいく。それに交通費と宿泊代もある。全部自腹である(何割か補助してくれる事業所もあると聞く)。私設カウンセリングオフィスでのカウンセリングが(自費診療で)料金が高くなりがちなのは、この理由が大きい。

良いカウンセリングを提供するためには、とにかく金がかかる。こういった内容をホームページで書くのはどうなんだとも思ったが、これからカウンセラーになる人がこのホームページを見ることがあるかもしれない。また、これからカウンセリングを受ける人がカウンセラーを探す手掛かりになるかもと思い、記事にしている。各カウンセリング技法には、それぞれ協会が存在する。協会のホームページを見てもらえると、治療者リストというページがある。特定の技法を受けたいと考えている人は、そこからカウンセラーを検索してもらうとよいかと思う。ちなみに、私は名前を載せていない。載せるとしたら、TFT協会EMDR協会辺りになるだろうか。近いうちに、オンラインカウンセリング「すずらん」という名前が載るかもしれない。

脇道に逸れたが、私の場合は、TFT(タッピング)の研修・勉強会に定期的に参加している。しかも、オンラインで受講できるので、参加がしやすい。ただし、協会公式の研修にもなってくると、大阪や東京まで行くことがほぼほぼである。愛知県で公式研修が開催されることなんて聞いたことがない。悲しき愛知・・・。TFTの紹介をしたいと思うが、また改めてにしようかと思う。興味のある人はTFT協会のホームページを見てほしい。どんなものか受けてみたいと思ったら、「TFT希望します」とLINEチャットでお伝えください。カウンセリングの時でも良きです。

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